佐渡島では「イカ」が熱い!

佐渡島は四方を海で囲まれているため、新鮮な魚介が獲れることで知られています。カニ、エビ、イカ、ブリ、マグロなど種類も豊富で、海産物の宝庫といっても過言ではありません。 中でも一年を通じてさまざまな品種が楽しめる「イカ」は人気の海グルメ。晩冬から春~夏にかけてはヤリイカやマイカ(スルメイカ)、秋にはソデイカやアオリイカなどが水揚げされます。主なイカの特徴と食べ方などは次の通りです。 ○ヤリイカ ・名前は槍のようなヒレを持つことが名前の由来。オスのほうが大型で、メスはややずんぐりとした体型。佐渡では「せいなご」と呼ばれている。 ・捕獲期:10月~翌年5月頃。 ・胴の長さ:メスは20~30cm、オスは30~40cm前後。 ・食材としての特徴:透き通った身質は柔らかく、甘みと旨み、程よい歯応えがある。 ・おすすめ料理:刺身、焼き物、干物。子持ちのメスは煮付けも美味しい。 ○マイカ(スルメイカ) ・イカの中では、最も一般的に知られており、大量に漁獲される種類。春~夏生まれ、秋生まれ、冬生まれという3つに分かれ、日本海は秋生まれ、太平洋側では冬生まれのものが多い。 ・捕獲期:夏から秋。最盛期は6月~8月。佐渡島では、前年の秋生まれのイカが5月~7月にかけて多く水揚げされる。 ・胴の長さ:最大で約30cm。 ・食材としての特徴:獲れたては透明感があり、こりこりとした食感が人気。 ・おすすめ料理:獲れたての新鮮なものは、特に刺身やイカそうめんが美味しい。塩焼、干物(一夜干し)、フライ、煮物、ゆでイカ、肝を利用した塩辛などに最適。なお、12月下旬から2月下旬に獲れるマイカを佐渡では「冬イカ」と呼び、塩干しで食べることが多い。 ○ソデイカ ・普段は外洋に生息しており、秋から冬にかけて対馬暖流にのって日本海に入ってくる。 ・捕獲期:秋から冬。 ・胴の長さ:30~100cm。中には80cm以上、20kgという大物もいる。 ・食材としての特徴:身が厚く、硬い。 ・おすすめ料理:刺身、ステーキ、天ぷらなど。 ○アオリイカ ・日本の沿岸に棲むイカのなかでは大型。日本の伝統的なルアー、「餌木(エギ)」を使った釣り(エギング)が人気。 ・捕獲期:主なシーズンは4月~6月、9月~12月。 ・胴の長さ:最大で40~50cm。 ・食材としての特徴:甘味、うま味といった成分が多く、また身に厚みがあり、ほどよい食感で、イカのなかでも最高級といわれ、高価で取引されている。 ・おすすめ料理:刺身は最高の味わいで、また一夜干しも美味しい。他にはフライ、天ぷら、煮物など。

どれも絶品!! 佐渡島で激うまイカ料理を堪能する!

佐渡島で獲れるイカは、生でよし、焼いてよし、揚げてよし、茹でてよしと、あらゆる料理に適しています。その中でもおすすめしたいのが「イカそうめん」「一夜干し」「活イカ」の3点。新鮮かつ味わい深い佐渡のイカならでは絶品グルメは、食通も思わずうなる美味しさです。

獲れたての透き通った身を、そのままいただく「イカそうめん」

「イカそうめん」とは、佐渡島近海で獲れたばかりの新鮮なイカをそうめんのように細く切り、醤油(ショウガやわさびを入れることもある)、つけ汁、めんつゆなどを付けて食べる料理です。これには焼いても煮ても美味しいですが、やや柔らかく、適度な歯応えがあり、刺身で食べるのが一番といわれる「ヤリイカ」が最適です。胴のみならず、コリッとした食感の足とひれも刺身としての味わいは格別です。透き通ったヤリイカのイカそうめんを口に入れて軽く噛むと上品な甘みと旨みがじんわりとあふれだします。 イカそうめんにはマイカ(スルメイカ)を用いることもありますが、味・食感の点でヤリイカの方が上だといわれています。

そのままでも、料理に使っても美味しい「一夜干し」

新潟県の特産品「ヤナギガレイ」はもちろん、佐渡島ではさまざまな海産物を「一夜干し」して食べる文化があります。佐渡島では「イカサキ」と呼ばれるイカの一夜干しも有名で、マイカ(スルメイカ)やヤリイカなどが用いられます。特に12月~2月に獲れる冬イカ(冬に獲れるマイカ)は一夜干しをすることで旨みが増し、磯の香りと相まって格別な味わいとなります。 一夜干しの特徴は、乾燥スルメとは違い柔らかく肉厚で適度な食感があること。軽くあぶった一夜干しはイカ本来の味が凝縮されお酒の肴にぴったり。また、天ぷら、フライ、蒸し物、バター焼きなど、一夜干しを使っての各種料理は口内でブツっと切れるイカの歯応えを楽しめます。 佐渡島では、子どもから大人まで誰でも参加できる「イカの一夜干し体験」を行っています。実際に工程を体験し、自分の作った一夜干しを食べてみてはいかがでしょう。

佐渡産海洋深層水の使用で鮮度抜群の「活イカ」

佐渡島では「佐渡産海洋深層水」を使用し、生きたままの新鮮なイカ=「活イカ」を輸送しています。「海洋深層水」とは太陽の光が届かない水深200m~300m以上の深海にある海水のこと。「日本海固有水」と呼ばれている「佐渡産海洋深層水」は平均水温が通年1℃前後で、非常に冷たいのが特徴です。浄化性に優れており、南蛮エビ(ホッコクアカエビ)の蓄養や海産物の輸送に適しています。 海洋深層水で管理された「活イカ」は生きた状態で飲食店や一般家庭に届けられるため、新鮮かつ、イカ本来の甘みや旨みをそのまま味わうことができます。

新潟には美食家を唸らせる「絶品魚介料理」がたくさんある

新潟県にはイカのみならず、季節に応じて美味しい海産物が出回ります。その中でも「佐渡寒ブリ」「南蛮エビ」「ヤナギカレイ」は「にいがたフード・ブランド」に指定されており、さまざまな料理に使われています。 ・佐渡寒ブリ:新潟県の冬を代表する魚。産卵にそなえて餌をよく食べて太りたっぷりと脂がのっている。刺身として食べるのが定番だが、照り焼きやブリ大根、粕汁もおすすめ。 ・南蛮エビ:新潟県では赤唐辛子(南蛮と呼ばれる)に似ていることからこの名前で呼ばれている。正式名称はホッコクアカエビ。味は甘みが強く他のエビとは違った独特の食感を有する。定番料理は刺身や寿司だが、唐揚げや塩焼き、吸い物などにも最適。 ・ヤナギカレイ:上品で淡泊な味わいで、カレイの中でも最も美味とされている高級魚。9月~秋から初冬が旬で、塩焼きや唐揚げはもちろん、刺身にしても美味しい。また一夜干しにすると旨味が増し、特に「子持ちカレイの一夜干し」は絶品。 これらに加え、旬の魚をふんだんに使った料理を新潟県内の飲食店で味わうことができます。新潟県にU・Iターン転職された際は、飲食店の開拓も楽しみの一つとなること請け合いです。