佐渡島でとれる正真正銘の「天然寒ブリ」とは?

「寒ブリ」は冬季に穫れるブリのことで、旬を堪能できる脂の乗った魚です。寒さの厳しくなる11月~2月に漁獲の最盛期を迎え、この時期に獲れたブリは「寒ブリ」と呼ばれています。 新潟県を含む北陸では、11月下旬頃から冬型の気圧配置が強まり、日本海で大嵐が発生するときがブリの旬の始まりといわれています。そのため、この時期の嵐によって生じる雷を「ブリ起こし」と呼んでいるそうです。

佐渡島では11月から1月にかけて、両津湾内の7ヵ所(鷲崎、北小浦、黒姫、和木、白瀬、椎泊、大川)に大型定置網を設置。回遊するブリを誘導・滞留させ、その網を起こしてブリを水揚げします。 報道によれば、今シーズンも2019年11月2日(土)に初の水揚げ!佐渡市の鷲崎沖で100匹以上が揚がり、船の上は活気に満ちていたそうです。

富山県氷見市でも寒ブリが有名ですが、実は寒ブリ、氷見の富山湾より先に佐渡島の両津湾に入るのです。船上で血抜きをして海水でしっかり締め、漁師が厳選した10kg以上・脂質15%以上のブリを「佐渡一番寒ブリ」として出荷しています。鮮度と味にこだわった極上の寒ブリは人気も高く、この時期には島内外から多くの観光客が訪れます。

旨味をたっぷり凝縮した天然の寒ブリを味わう

佐渡島の寒ブリは、北の海で栄養豊富な餌をたくさん食べ、脂の乗った一番美味しい時期に佐渡沖を通過します。日本海の荒海で揉まれた天然のブリですから、養殖とは違って余分な脂分がなく、身も引き締まっています。味も養殖よりもさっぱりしており、ほどよい甘味と旨みを有しているため、さまざまな料理で味わうことができます。

お刺身はマグロのトロに勝るとも劣らない味!!

佐渡島の寒ブリといえばやはりお刺身。醤油を弾くほど脂が乗った寒ブリは、マグロのトロにも負けない、とろけるような濃厚な味わい。養殖にはない爽やかな甘みや旨みは、佐渡の地酒との相性も抜群です。 新潟県内には、佐渡寒ブリを堪能できる「佐渡寒ブリのおいしい店 登録店」があります。新潟県を訪れる機会があれば、是非お試しください。

お刺身だけじゃない。煮ても焼いても美味しい!

佐渡寒ブリ料理の筆頭はお刺身ですが、それ以外にも美味しい食べ方はたくさん。そのひとつが、代表的な冬野菜である大根と寒ブリを、酒、みりん、しょうゆ、しょうがでじっくり煮込んだ日本の冬の風物詩「ブリ大根」です。寒ブリの旨みが浸みこんだ大根は口の中でほろほろと溶け、煮ても身がしまりすぎることないブリの歯応えは絶妙。心身を温める冬の定番料理は、美味しい新潟米にもぴったり!知らず知らずのうちに箸もすすみます。

野菜と共にさっぱりといただだける「ブリしゃぶ」、ブリの代表的料理の「照り焼き」、シンプルな「煮つけ」、食べ応えのある「フライ」など、佐渡寒ブリはさまざまな料理で旬の味覚を楽しませてくれます。

荒波に揉まれた魚こそ「真の魚」

日本海の荒波に揉まれた直後の魚たちは、それぞれの魚種が持つ本来の旨みを有しているため、美味しさも段違い!新潟県では佐渡の寒ブリのみならず、自然や特定の地理的条件で育まれ、旨味の乗った魚介がたくさん水揚げされています。 旬の食材をアピールするイベントも数多く、寒ブリ漁が盛んな佐渡島の鷲崎漁港では、12月の第一日曜日に「佐渡海府寒ブリ大漁まつり」が催されます。手頃な価格で新鮮なブリが手に入るほか、アラ汁のサービスや「寒ブリレース」なども人気です。

寒ブリをはじめ「食」の魅力がたっぷりの新潟県。U・Iターン転職を成功させたあかつきには、新潟県の旬の食材を毎年味わえるという「おまけ」も、実は大きな魅力です。