新潟の方言7分類

新潟の方言といえば、何を思い浮かべるでしょうか。 「なじら」(どうですか? 調子はどうですか? ご機嫌いかが?)などが有名ですが、新潟県民でも全く使わなかったり、別の言い方をすることがありますね。

新潟日報が過去に配布した小冊子によると、新潟の方言は大きく7つに分かれていて、新潟市あたりは標準語化されている部分があり、方言の原型が分からなくなっているのが現状のようです。

○新潟の方言7つの分類

  1. 岩船・北蒲原系東蒲原系(阿賀北・新潟市)
  2. 中越北部系(長岡周辺・県央)
  3. 中越南部系(魚沼)
  4. 西越系、西端越系(上越)
  5. 佐渡(佐渡)

(引用:新潟の言葉

そんな新潟弁の中でも、今回は主に佐渡弁と、佐渡弁を話す佐渡市について紹介していきます。

佐渡弁を話す佐渡市について

新潟県の西部に位置する島である佐渡島、その全域が佐渡市です。
面積は大阪の約半分、人口は5万6千人ほどとなっています。過去には12万人を超えることもありましたが、現在はその半分以下で、今も徐々に減少していっている状況です。

昔は金山が栄え、世界有数の産額を誇ったこともありますが、採掘量が減り現在は閉山。今では坑道の一部のみ観光することができます。
気候は対馬暖流の影響で、本土よりも雪が少ないため比較的過ごしやすくなっています。

そんな佐渡市の方言の佐渡弁は、新潟の方言の中で唯一西日本方言に属する方言です。
他の新潟の方言が東日本方言に属する中、何故佐渡弁だけが西日本方言なのでしょうか。

佐渡弁が関西圏の言葉の理由

佐渡弁には関西弁の訛りが少し混ざっているのですが、これは昔の交流がきっかけだと言われています。

当時、佐渡は日本の主流であった貿易の日本海航路の主要拠点でした。
上方から大阪→瀬戸内海→下関→佐渡島という航路の中、佐渡は全国を見渡すことができ、新潟を目指す船が寄ることも多かったので、関西方面の人とも交流がありました。
そのため、そこで関西弁の影響を受けたと言われているのです。

方言から交流の歴史を感じることができるというのは、なんだか面白いですね。

参考: 南部弁の特徴