新潟といえば「コシヒカリ」

新潟県は米の産地で、「コシヒカリ」が生まれている地域、ということは何となくご存知の方が多いと思いますが、新潟の米は「コシヒカリ」以外の米も美味しいんですよ。 新潟県民は、この美味しい米の味に慣れているので、自分が食べている米が「コシヒカリ」なのかどうか、「コシヒカリ」はどんな味なのか、さほど意識していない人も多いくらいです。

それくらい美味しい米が作られている地域であり、県外客は、高級料亭に限らず地元の食堂でも美味しい米が提供されることにびっくりするようです。 また、新潟県民は米をわざわざ買わない家庭も多いようです。これは親戚が米を作っていて、それを送ってくれるケースが多いから。 全くうらやましい限りですね。

新潟の米がおいしい理由って?

新潟の米が美味しく育つ理由は、なぜでしょうか。新潟県は自然に恵まれていて、いかにも良質な米が育ちそうですが、それ以外にも3つの理由があるんです。

1つ目は「コシヒカリ」。

コシヒカリは栽培が難しいい品種で、収穫量が少ない上に、病気に弱いとのことで、作ることを敬遠されていた時代がありました。しかし試行錯誤の結果、50年の時を経て日本一の人気品種に上りつめることができたのでした。

2つ目は「 信濃川の栄養分」。

信濃川の栄養分も新潟のコシヒカリなどの美味しい米を育てたと言われています。川に雪解け水や土砂が運ばれ、その中に天然のミネラル分が含まれているため、米の成長を助けてくれたのです。米に溶け込まれている栄養分の量は、全国平均の2倍以上なんだそうです。

3つ目は「 理想的な気候」。

米は穂が熟していく成長期に、昼夜の気温差が大きい方が美味しく育つと言います。新潟県はこの条件に合っていて、米が美味しく育つ土壌があるのです。 加えて、台風や豪雨で稲穂が台無しになってしまう被害が少ないことも、好条件として挙げられます。

これらの恵まれた条件の他に、米の品質を改善し全国へ広めていこうという新潟の農家の方たちの情熱が、コシヒカリや新潟の美味しい米をここまで育て上げてきたことを忘れてはいけません。

「コシヒカリ」の孫「こいしぶき」

そんな日本全国に人気の高い「コシヒカリ」ですが、その孫にあたる「こいしぶき」という新種が最近誕生しました。もちろん新潟生まれで新潟育ちの米です。

「コシヒカリ」に比べて安価で、育ち盛りのお子さんがたくさんいる家庭でも購入しやすい価格ですが、 コシヒカリの味を受け継ぐ 「ひとめぼれ」「どまんなか」を掛け合わせた品種なので、味、ツヤ、香り、粘りはコシヒカリに劣ることはない米なんです。

800通りもの交配の中から選ばれ誕生したもので、これには8年という長い年月がかけられました。 それだけじっくりと年月をかけて誕生した米、これからじわじわと全国に広まっていきそうですね。