新潟県の代表的な郷土料理「のっぺ」

「のっぺ」と言われると、「ああ、のっぺね」と多くの県民が知る料理。新潟県にはそんな「のっぺ」という代表的な郷土料理があります。

基本的には根菜や鶏肉、こんにゃくなどの具材が入り、里芋のとろみがついているのが特徴の煮物で、古くから新潟の各家庭で親しまれています。根菜や鶏肉といっても、実際には入れる具材に特にこだわりはなく、普段家庭で調理する際はその時冷蔵庫にあるものなどを使ったりもしますが、慶事で振舞う際にはいくら等の高級食材を使用することもあります。具材はどれも小さめに切るのがポイントです。

「のっぺ」の名前の由来

そんな「のっぺ」ですが、名前の由来はどこからきているのでしょうか。

「のっぺ」とよく似た料理に、里芋ではなく片栗粉でとろみがつけられた汁物料理「のっぺい汁」がありますが、のっぺい汁の由来は「餅」から来ているとされています。

のっぺい汁は漢字では「濃餅汁」と書く。これは、汁につけられたとろみが餅がとけたもののように見えることからつけられた

(引用:http://yurai.lance3.net/z366.html

一方、「のっぺ」の由来は、また別の表現から来ています。

新潟に伝わる由来は、汁にとろみがついた状態を表す「ぬっぺい」から来ているというもの

(引用:http://yurai.lance3.net/z366.html

汁物と煮物、片栗粉と里芋。
調理法も名前の由来も別々ですが、名前にはどこか通じるところがあっておもしろいですね。

代々伝わる「のっぺ」

「のっぺ」は古くから正月やお盆などの年中行事の際に作られてきたもので、慶事用には材料を短冊切りにするという決まりがある地域もあります。

また、同じ地域でも家庭によって味付けがまったく異なり、砂糖・醤油・酒でシンプルに味付けたものから、妙高市の伝統の香辛料「かんずり」をプラスする、といったアレンジまで、さまざまなレシピが存在します。

多くの親族が集まる祝い事で代々振る舞われてきた「のっぺ」。
新潟のそれぞれの家庭の味は、今も親から子へ、そのまた子へと受け継がれ、多くの人に親しまれ続けています。