金属加工の町、新潟県燕市

新潟県燕市は金属の加工で脚光を浴びている地域です。ステンレス製品の加工業者が多く、金属洋食器においては国内生産量の90%を占めています。

技術力も高く、その評判は国内だけでなく海外から噂を聞きつけて注文が来ることもあるほど。世界にその名が届く、トップレベルの技術が新潟にあります。

「磨き屋シンジケート」の発足秘話

金属加工について歴史ある燕市ですが、実は金属研磨産業が衰退しかけていた時代もありました。

その理由として大きいのは、東南アジア諸国で人件費が安く加工ができてしまうため、シェア率が下がっていったこと。安さで勝負しても勝てないという現実から、質を極める必要性が出てきました。

そこで、生き残り再生をかけ、質を更に高めるために、腕のいい金属研磨業の職人が一団 となり「磨き屋シンジケート」を結成しました。
「シンジケート」とは、複数の企業が共同で出資した販売会社を窓口として商品の販売等を行う事業形態などを指す言葉。「磨き屋シンジケート」では「磨き屋シンジケート」が窓口となり、受注した仕事をシンジケートに参加している企業で分担して請け負う形態を取っています。

価格より質、という方針転換とシンジケートという業務形態が功を奏し、今やiPodの裏面の鏡面加工の担当など、世界中のオーダーに 応えていく共同受注グループへと成長しました。

「磨き屋シンジケート」の商品

若者に人気のビアタンブラー

細部までこだわりのあるステンレス製のビールタンブラー。 このタンブラーは洗練されたデザインでありながら、ビールが美味しく飲めるように考え抜かれています。 少しポイントをご紹介しましょう。

・厚さ0.3mmという薄さ
タンブラーの厚さはわずか0.3mmです。この薄さに研磨するのは相当の技術が必要でしょう。この薄さだからこそ、ビールの冷たさを手で感じることができ、おいしさがより際立つのです。

・風味が損なわれにくい
内側は鏡のような加工とヘアラインという仕上げにすることで、従来の金属製タンブラーより泡だらけにならず風味も損なわれにくくなっています。

・温度が下がりにくい
従来の金属タンブラーに比べ、温度が冷たいままビールを保つことができます。

「磨き屋シンジケート」の他の商品

「磨き屋シンジケート」の商品はステンレス製タンブラー以外にもあります。

Let's note

例えば、パナソニックのノートパソコンLet’s noteの10周年モデルでは、ボンネット構造の凸部を磨き、地のマグネシウム合金を弾丸状に露出させています。

 (引用:http://www.migaki.com/example/letsnote.html)

他にも、「磨き屋シンジケート」では、アルミや金属への穴あけ、ゴルフヘッドのミラー仕上げなどの金属加工も行っています。