新潟県の最東端と最西端の市は?

東西南北に長い新潟県。
特に最東端の村上市と最西端の糸魚川市は直線距離で約194kmも離れており、東京都から静岡県までの直線距離と同じくらいあります。
こうして比較してみると、改めて新潟県の広さがわかります。

今回は同じ新潟県でもかなり離れているこの二つの市をピックアップして、それぞれの市の特徴や違いについてまとめてみたいと思います。

村上市と糸魚川市の特徴

村上市

新潟県の最東端であり、最北端でもある村上市は江戸時代から城下町として栄えてきた市です。
そのため、市内のあちこちで史跡や当時の建物が見られるほか、新潟県北部でも唯一の商業港である岩船港もあるため、貿易によりもたらされた文化も根付いています。

その文化のひとつが、村上市の名物である岩船麩です。
おまんじゅうのような形をした岩船麩が作られたきっかけは、北前船が岩船港に立ち寄り、麩の加工技術を村上の人々に伝えたことだったと言われています。

また村上市といえば、三面川で獲れる鮭も有名です。
この三面川では今から約250年前、青砥武平次という藩士が世界で初めて鮭の養殖を成功させました。
それ以来、盛んに漁が行われており、村上で獲れた鮭は「イヨボヤ(魚の中の魚という意味)」と呼ばれ、村上を代表する食べ物になっています。

糸魚川市

糸魚川市は、746.24平方キロメートルという東京23区以上の広い面積を有する自然豊かな市です。
北には日本海、南には北アルプスの山々が連なる糸魚川市は非常に複雑で起伏に富んだ地形が特徴です。
海底が急に深くなることから、港のすぐ近くでも深海に住む南蛮エビが水揚げされることもあります。

また世界的にも珍しいヒスイの産地で、国の天然記念物にも指定されている「小滝川ヒスイ峡」では、ヒスイの原石を生で見ることができます。

村上市と糸魚川市の「コシヒカリ」の違い

異なる地形・文化を持つ村上市と糸魚川市ですが、新潟県の名産であるコシヒカリにも違いがあります。

村上市で有名なコシヒカリは、新潟県の三大コシヒカリの一つとされる岩船産コシヒカリです。
山形県との県境にある朝日連峰から流れる水で作られており、しっかりとした歯ごたえの中に粘りと甘みが含まれているのが特徴で最高ランクの特A評価を得ているブランド米です。

一方、糸魚川市には早川産コシヒカリがあります。
早川産コシヒカリは、付近の焼山という活火山の火山灰から出来た良質な土壌で作られたコシヒカリで粒が揃っており、甘みが強いのが特徴です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
地形に沿って文化が発達し、地域の名産品が生まれていることがわかります。

新潟県全体の特徴であり名産品ともいえる豊かな自然を、これからも大切にしていきましょう。