「重要無形民俗文化財」に指定された「村上祭の屋台行事」

「村上大祭」とは西奈彌羽黒神社(せなみはぐろじんじゃ:一般的には羽黒神社と呼ばれる。祭神は奈津比売命(なつめのみこと)・倉稲魂命(うがのみたまのみこと)・月読命(つきよみのみこと)の例大祭で、380年を超える歴史を誇り「新潟三大高市(縁日)」のひとつに数えられる「お旅神事」です。1633年、藩主・堀丹後守直竒候が、「神社を城から見下ろすのは畏れ多い」として、現在の地に遷宮(せんぐう)されました。この時、行われた遷宮(せんぐう)祭が村上大祭の起源とされる説が有力です。

毎年7月6日の「宵祭り」では、19町がそれぞれのシャギリ屋台(おしゃぎりともいう)を引いて自町内を中心に巡行します。翌7日の「本祭り」では、御神霊を載せた三基の神輿が出発し、その後をシャギリ屋台が続きます。上下左右に揺れ、うねりながら優雅に進むシャギリ屋台が印象的なこのお祭りは2018年、国の指定重要無形民族文化財に指定されています。

夏の村上を彩る、絢爛豪華な「シャギリ屋台」

町内を練り歩く「シャギリ屋台」は、村上大祭の大きな見どころです。「シャギリ」の名前の由来は一説によると、歌舞伎や狂言において、鉦(かね)や太鼓で演奏される音曲やお囃子のことを「しゃぎり」と呼ぶことからきているといわれています。1633年の遷座祭で、大八車に太鼓を積んでいたことが始まりですが、その後、各町内で花車や仕組屋台、大名行列ほか、様々な趣向を凝らすようになったそうです。

時代が進むと、彫刻や塗りを施した屋台も登場しました。享保年間には、堆朱(朱漆を塗り重ねて厚い層を作り、これに文様を彫刻したもの)・堆黒(黒漆を厚く塗り重ねて文様を彫刻したもの)など村上の伝統工芸を施し、さらに金銀の飾りをつけた豪華な屋台となっていきました。

事前情報をキャッチして、楽しい見物を

今年の村上大祭は、7月6日に宵祭り(午後 町内巡行)、7日に本祭り(本巡行)が行われます。(露店開設期間:7月6日~8日)特に今年は国の重要無形民族文化財に指定されたため、例年以上の盛り上がりが予想されています。見物に行くのであれば、屋台巡行ルート、交通規制、露店の場所といった情報を、公式HPや地図で事前に確認しておくと良いでしょう。 参考:2018年 村上大祭交通規制情報