蒸気機関車で旅する「SLばんえつ物語」

「SLばんえつ物語」は、郡山駅(福島県)~新津駅(新潟県)間を結ぶ定期SL列車です。使用されているのは、優美な姿から“貴婦人”と呼ばれる「C57形蒸気機関車180号機」です。1946年に生まれたC57形蒸気機関車180号機は新津で静態保存されていましたが、市民の要望などによって1999年に「SLばんえつ物語」号として復活しました。SLの旅を満喫できるため、全国から多くの観光客が足を運んでいます。 「SLばんえつ物語」号が走る区間(新津駅~会津若松駅)は「森と水とロマンの鉄道」という名が付けられており、沿線には阿賀野川ライン県立自然公園をはじめ、さまざまな観光地が点在しています。季節感あふれる風光明媚な景色が楽しめると好評です。

車内でしか食べられない限定駅弁「オコジョのたからばこ」

「SLばんえつ物語」の魅力は風景だけではありません。そのひとつが車内限定で売られている個数限定のお弁当「オコジョのたからばこ」です。「SLばんえつ物語号」のオリジナルキャラクター、オコジョの「オコジロウ」と「オコミ」の描かれたパッケージを開けると、福島県と新潟県のグルメがぎっしり詰まった2段重ねのお弁当が登場します。 おかずは、麩・椎茸・人参・がんも・里芋・きぬさや・タケノコの煮物、津川の地酒「麒麟山」の酒粕を使用した「鮭の粕漬け」、C57形蒸気機関車180号機の焼印入「玉子焼き」、「もちぶたの肉団子」、新潟県産「越の鶏の塩焼き」、「大根味噌漬」、これに笹の香りが清々しい栗とくるみが入った「笹巻おこわ」、デザートには「笹だんご」が付いています。 パッケージはポップですが、中身はボリューム満点。「おまけ」としてオリジナルコースターが付属しているので、旅のささやかな思い出になることでしょう。

貴婦人はただいまオーバーホール中。運行再開は2019年夏を予定

「SLばんえつ物語」の旅は、新潟県内の観光地巡りができることに加え、ご当地の食材が味わえること、貴婦人を主役に素敵な鉄道写真が撮れるといった楽しみが盛りだくさんです。新潟県に住んでいる場合、気軽に福島県に赴くことができるのも魅力の一つと言えるでしょう。 ただ、2018年7月にC57形蒸気機関車180号機の車両に不具合が生じたため、現在(2019年4月)、SLばんえつ物語号は運行休止中です。調査・修繕および大規模な定期検査の完了は 2019 年初夏を予定しています。一日も早い運行再開を願いたいですね。