えっ、あの漫画家が新潟出身!?

突然ですが、新潟出身の漫画家がたくさんいることをご存知でしょうか。誰でも一度は耳にしたことがある漫画、小さな頃に見ていたテレビアニメ……そんな親しみのある漫画家の中に、必ず一人は新潟出身の漫画家がいるでしょう。

あの『おそ松くん』や『天才バカボン』を描き、「ギャグマンガの王様」と呼ばれた赤塚不二夫も新潟県の西蒲原郡出身なんです(ただし、生誕は満州国)。テレビアニメで馴染みが深い『うる星やつら』や『犬夜叉』を描き、現在は『境界のRINNE』を連載中の高橋留美子も新潟市の出身です。

その他、水島新司(新潟市)、魔夜峰央(新潟市)、小畑健(新潟市)、和月伸弘(長岡市・旧越路町)、柳沢きみお(五泉市)など様々な著名な漫画家を輩出しています。

雪国に根付いていた絵描き文化

漫画家を多く輩出してきた新潟県。雪深く、冬は家にこもって遊ぶ子どもが多い地域もあるため、絵を描いて遊ぶ文化が昔から根付いていることをその理由に挙げる方もいます。 さらにその傾向を後押しすべく、新潟市は1998年に「にいがたマンガ大賞」という漫画賞を創設しました。

~にいがたマンガ大賞とは~

世界的に珍しい、地方自治体主導の漫画賞です。マンガ王国・新潟らしい取り組みと言えましょう。 地方自治体以外の主催団体は、新潟市で開催される同人誌即売会「ガタケット」の実行委員会と、JAM 日本アニメ・マンガ専門学校になります。また応募総数は例年300通以上、入選倍率は10倍を超えます。

小・中・高の3部門に加え一般部門があり、大賞は一般部門と小・中・高のこども部門に1つずつ贈られます。 最終審査員は、第1回から第4回までは『ドカベン』の水島新司氏が、第4回から第11回までは水島新司氏と『パタリロ!』の魔夜峰央氏が併任し、現在は魔夜峰央氏が行っています。

出版社主催の賞とは一線を画す「にいがたマンガ大賞」の魅力

通常こういった漫画の賞は、出版社などが主催しているので、自治体主催というのは珍しいでしょう。 出版社主催のマンガ賞はやはりその雑誌の読者が応募者となるので、応募作品の作風はどうしても掲載作に似通いがち。 「にいがたマンガ大賞」はその問題を解決するきっかけになるかもしれません。

「にいがたマンガ大賞」は毎年12月下旬に授賞式があり、最終選考に残った作品の講評を誰でも生で聴くことができます。さらに、作品集が毎年750円(税込)で販売されています。作品応募者だけでなく、漫画好きな読者も楽しめるのがうれしいですね。

参考:
http://award.manganime-niigata.jp/index.html