新潟県民は「麩」をよく食べる?

突然ですが、この記事をご覧の皆さんは最近「麩」を食べましたか?

他県出身の方は、突然そう言われても首をかしげたり「最近味噌汁に入っていたような…」なんて考えるかもしれません。
しかし実はこの質問、新潟県民に聞くと「食べたよ」と即答する人が多いのです。

新潟県民にとって麩はおふくろの味。
特に地元で愛されているのは新潟県の特産品であり、麩の中でも大きく食べ応えのある「車麩」。
お味噌汁だけでなく、それ以外にも様々な料理に使います。

おかずからおやつまで!「車麩」を使った料理

新潟県民は、車麩を一体どう料理するのか?
ここからは、車麩を使った料理についていくつかご紹介したいと思います。

車麩の煮物

車麩は大きく食べ応えがあるので煮物に向いています。
郷土料理である車麩の煮物は、煮物のだしが染みこんだ車麩がとってもジューシー。使用する野菜や肉、調味料によって味が変わってくるため、それぞれの家庭の味があります。

車麩のカツ

新潟県民は麩を煮るだけでなく揚げものにもします。
衣を纏った車麩のカツはお肉のようにサクサクで食べ応えがあるのに、お肉と比べてとってもヘルシー。
美味しくて低カロリーなのでダイエット料理としても人気があります。

車麩ドーナツ

真ん中に穴の空いた車麩は、揚げるとまるでドーナツ!
砂糖やきな粉、ココアパウダーなどをかけるだけで、あっという間におやつに変身します。
車麩はご飯のお供だけでなくおやつとしても人気なのです。

新潟県民は何故「麩」を愛するのか

ここまで車麩を使った料理をご紹介してきましたが、そもそも何故新潟県民は麩を愛し、麩をよく食べるのでしょうか。

実は、麩は植物性タンパク質やカルシウム、鉄・亜鉛といったミネラルが豊富で、栄養満点な食べ物。
さらに保存が利くので、麩は昔の新潟県民にとって貴重な冬の栄養源であり、保存食だったのです。

寒さに厳しい新潟だからこそ、車麩の煮物のような温かくて美味しい、冬を乗り越えるための栄養が詰まった郷土料理が生まれたというわけですね。

 

ますます寒さの厳しくなるこれからの季節。
新潟県民の皆さんはもちろん、県民以外の皆さんも毎日の献立にお麩をひとつ、取り入れてみてはいかがでしょうか?