11月~12月は瓢湖の白鳥飛来のピーク

新潟のこの時期の名物といえば、阿賀野市・瓢湖に訪れる白鳥たち。
飛来のピークは毎年11月後半~12月の初旬で、瓢湖管理事務所の所員とボランティアスタッフ達の調査によると、2016年11月は4000羽以上、12月も3000羽以上の白鳥が瓢湖で観測されています。
(参考:新潟県瓢湖の白鳥飛来記録 2016年10月~2017年3月 )

日の出の時間には瓢湖から飛び立ち、夕暮れ時には瓢湖に戻ってくる白鳥たちの美しい姿を観測することができます。

瓢湖の白鳥の歴史

今では数千羽もの白鳥が訪れる瓢湖ですが、実は1950年の時点では、一番多いときでも白鳥は40羽程しかいませんでした。

その年、初めて瓢湖に飛来した白鳥たちを見た吉川重三郎さんは、瓢湖を餌を求めてやってくる白鳥たちが過ごしやすい環境にしたいと考え、環境を整備すると共に、自然の餌が取れない間のつなぎになれば、と思い白鳥たちの餌付けを始めました。

野生の白鳥への餌付けは最初はなかなか上手くいきませんでしたが、その後4年の歳月をかけ、初めて餌付けに成功。
吉川さんは周囲の人々から「白鳥おじさん」と親しまれ、以降、瓢湖には多くの白鳥たちが訪れるようになりました。

瓢湖の白鳥はその後国の天然記念物に指定され、吉川さんだけでなく、自治体や国も協力し、皆で守っていくことになりました。

受け継がれる湿地と「白鳥おじさん」

吉川さんが高齢のため「白鳥おじさん」を引退した後も、「白鳥おじさん」の名は受け継がれ、平成25年には齊藤功さんが3代目の白鳥おじさんに就任しました。
白鳥おじさんの役目は、飛来した白鳥たちに餌をやることと、瓢湖を訪れる観光客のガイドを行うこと。3代目である齊藤さんも、就任以降、毎年冬にその務めを果たします。

白鳥おじさんたちが守り大切にしてきた瓢湖と白鳥。
訪ねる際はマナーを守りつつ、白鳥たちの美しい姿に新潟の冬を感じましょう。